【貴重情報】点検業務に向いているドローン3選
こんにちは!ドローンパイロットの藤本ひろき(@drone_fujimoto)です!
今回のテーマは「点検業務に向いているドローン3選」というテーマでお話しを進めていきます。
今や、ドローンは単に空から写真や動画を撮る用途だけに使われていません。最近では、ドローンで害鳥駆除が行われたり、今まで人が行なっていた点検や測量などの業務もドローンが活用されています。
空撮以外では、特に今回、紹介するような点検業務が注目を浴びています。
また、ドローンを使った点検業務に従事する人も年々、増加中です。
今回は、点検業務に使用できるコスパもよく、手の出しやすいドローンを紹介していきますので、ぜひ最後まで記事を読んでみてください。
YouTubeでも解説しています
解説者紹介
大分県で点検業務や外壁調査をやられているほりさんをお招きして、点検業務に向いているドローンを3機ご紹介していただきます。
ほりさん(以下敬称略):大分県出身のほり たかひろと申します。ドローン点検業務で、外壁調査やお家の調査や建物全般の調査をしています。大分ドローンオペレータースクールというスクールで、講師となってドローンの講習を開いたり、国家資格の講習もしたりしております。今回は、点検業務専門の産業機ではなく、この記事を見ている方にも手を出しやすいコンシューマー機のドローンで、点検業務にも活用できるというドローンを紹介していきます。
点検業務に向いているドローン第3位
ほり:点検業務に向いているドローン第3位は、「DJI Mini 3 Pro」です。DJI Mini 3 Proはカメラの性能は、そこまで悪くありません。イメージセンサーも1/1.3インチセンサーで、最近出たDJI Air 3と同じイメージセンサーです。そのため、屋根とか建物の屋上の調査をする分では全然困らないはずです。
ただし、デメリットもあります。
サイズが小さいため、耐風性がありません。急な風が吹くと建物の壁に激突してしまう可能性もあります。そのようなことになると、家主さんに迷惑をかけることがあります。
DJI Mini 3にしろMiniシリーズは、風が強い日にはちょっと危険なところもあるため、風がほとんどない日限定となるでしょう。
また、価格のことを考えると、他のDJIのドローンの中ではリーズナブルな「DJI Mini 3」もおすすめです。
ドローンの機体が小さいので狭い空間でも飛ばせるけど、風が弱い日に限定するということですね。
点検業務といっても赤外線調査などは、DJI Mini 3 Proではできないと思いますが、DJI Mini 3 Proでできる点検業務にはどのようなものがありますか?
ほり:屋根の劣化具合の調査や屋上の調査、あとはMavicとかPhantomとかの中型機で、ドローンで入りづらいところがあった場合には重宝されます。
DJI Mini 3 Proは外壁や屋根を撮影するのに適しているということですね。
点検業務に向いているドローン第2位
ほり:点検業務に向いているドローン第2位は、「DJI Mavic 3シリーズ」です。DJI Mavic 3シリーズには、Mavic 3 ClassicやDJI Mavic 3、DJI Mavic 3 Proなどがあります。この中でも特におすすめなのが、「DJI Mavic 3 Pro」です。その理由は、ズーム機能の充実が挙げられます。また、旧型のDJI Mavic 3と値段もそこまで変わらないということもあり、それであればDJI Mavic 3 Proで、ズームが充実してた方が良いということになります。
点検業務ではズームは結構使うのですか?
ほり:はい、使います。この部分が修理する箇所として確認する上でも、ズーム機能を使って調査します。ズーム機能があれば、ドローン自体を進ませることなく、ズームで簡単に補修箇所などの確認が行なえます。
ズーム機能があるということの他に、何かメリットはありますか?
ほり:全方向に障害物センサーが、付いていることはメリットになります。
やはり、障害物センサーも大事なのですね。
ほり:建物と建物の間などを調査するときも結構狭いところに入ったりしますし、家の前やビルの前に電線があったり、近かったりすることもあるので、障害物センサーが全方向にあれば、すごく安心して点検ができます。
万が一、ぶつかって損害を与えてしまったら、賠償責任にもなりますからね。
ほり:確かにその点でいうと、DJI Air 2Sは左右方向には障害物センサーがなかったりするので、全方向に障害物センサーがあれば点検業務において安心ですね。
障害物センサーあっても、ちゃんと気を付けて点検するのが大前提です。念には念をということで、しっかり補助者と連携するなど、安全に操縦していくことが大事です。
点検業務に向いているドローン第1位
ほり:点検業務に向いているドローン第1位は、最近、発表された「DJI Air 3」です。
どのあたりが、DJI Air 3は点検業務のドローンとして優秀なんですか?
ほり:先ほど言ったDJI Mavic 3と同じ機能である全方向(障害物検知)がある点です。やはり、障害物センサーというのは、点検業務を行う上で重視するポイントです。
他に何かメリットはありますか?
ほり:DJI Air 3も中望遠が付いているのがメリットです。今回から2眼のメインカメラシステムとなり、望遠というのも点検業務をする人にとっては、よく使う機能です。DJI Mavic 3ほどではないですが、中望遠が付いていて確認しやすいというメリットはあります。DJI Mavic 3 Proともに、この望遠と全方向障害物検知は、点検業務にマストな機能です。
この1位と2位の差ってどこなんですか?
ほり:DJI Mavic 3シリーズとDJI Air 3の差は、価格です。やはり、最後は価格面でDJI Air 3の方が安いため、点検業務に向いているドローン第1位に選びました。
全方向(障害物検知)を考えて、DJI Mavic 3が点検業務にはマストとSNSでおすすめしてきましたが、今まではDJI Air 3がおすすめとなります。DJI Air 3が発売されたことによって、全方向障害物センサーが付いている安い機体が手に入るということで、僕も購入を検討したいと考えています。
ちなみに、DJI Mavic 3 Proは4/3型CMOSでイメージセンサーが結構良いですが、点検業務で屋根とか外壁を撮影することにおいては、特にイメージセンサーというのはあまり気にしなくて良いのでしょうか。
ほり:DJI Air 3のカメラでも点検業務で十分撮影できます。イメージセンサーは良いに越したことはありませんが、価格面を考えるとわざわざそこまで価格を上げてイメージセンサーにこだわる必要はないのではないでしょうか。
屋根や屋上の調査、また建設業の方で施工管理の写真を1枚パシャっと撮るぐらいであればDJI Air 3でも十分です。
なるほど。ありがとうございます!
まとめ
今回は、普段大分県で点検業務や外壁調査を行っているほりさんをお招きして、「点検業務に向いているドローン3選」を徹底解説してきました。
今回の記事では、コンシューマー機の中で点検業務に活用できるおすすめのドローンを3機ご紹介いただきました。
ほりさんのYouTubeチャンネルでは、Matriceだったり産業機の紹介、点検業務に向いている人の特徴
なども紹介しています。点検業務に関する情報をYouTubeで発信していますので、よかったら概要欄の1番上に貼っておくので、そこからほりさんのチャンネルも見てみてください。
このブログが良かったよ、為になったよという方は、またブログに遊びにきてください。新しいドローンについての情報も随時、ブログ記事でご紹介していきます。
ドローンを仕事にする専門コミュニティ「ドロビジ」を立ち上げたのでよろしければぜひお願いします。
ドロビジはこちら→ドロビジをチェック
今回も最後までありがとうございました!