[悪用厳禁]ドローン飛行日誌サービス5社を忖度なしで徹底比較

[悪用厳禁]ドローン飛行日誌サービス5社を忖度なしで徹底比較

こんにちは!ドローンパイロットの藤本ひろき(@drone_fujimotoです!

今回のテーマはドローン飛行日誌サービス5社を忖度なしで徹底比較というテーマでお話しを進めていきます。

ドローンを飛ばす上で「飛行日誌」の作成が義務化になり、多くのサービスが出てきました。

しかし、実際にそれぞれの飛行日誌サービスを確認してみると、要件を満たしてないサービスや使いづらいなという思うサービスが結構ありました。

そこで、今回は主要飛行日誌作成サービス5つを取り上げて、使いやすさや法律要件を満たしているか、価格なども忖度なしに徹底比較していきます。

また、今回は企業のサービスを紹介し、間違った情報を発信するわけにはいかないため、この記事は行政書士の監修の下で作っています。

信頼性ある情報になりますので、ぜひ最後まで記事を読んでみてください。

YouTubeでも解説しています

飛行日誌サービスの比較

今回の記事は、このサービスのここは、良くないと忖度なしにはっきり言っていきます。もちろん、僕としてはそのサービスの批判をしたいわけではありません

ドローンを好きでやってる方が、何も知らずにそのサービスを使ってしまい、後悔して欲しくないので、今回は辛口で紹介させていただきます。

この記事は、2023年の4月に作ってる記事になりますので、今後、サービスが改善されるってことはもちろんあります。現状、リリースされているサービスを本音で解説していきます。

➀ BLUE SKY/Blue Innovation

それでは、まずBLUE SKYというサービスからご紹介します。Blue Innovationさんが出してるサービスで、JUIDA会員に向けたサービスです。

飛行ログの自動アップロード様々な機体メーカーに対応してること、ワンクリックでレポートを作ることができるなどが強みです。

他のサービスと比べたメリットとしては、機体と同期することで飛行ログを自動アップロードすることができます。
また、JUIDA会員なら無料で使えるので、もうすでにJUIDAの会員の方は、まずはこのBLUE SKYを使ってみるのが良いでしょう。

デメリットとしては、機体の飛行ログとアプリを同期する初期設定の作業が少し手間かかります。また、BLUE SKYは元はAirdataという海外サービスを利用してますので、少し使いづらい点が多いかなと思います。

具体的には、機能が多数あるためどこで何を作成できるのか分かりづらい点や飛行日誌の入力項目を自ら設定しなければならないので、ちょっと間違いやすかったりするかなと思います。

また、元々が海外サービスということで、画面が英語表記の部分があります。

それでも、JUIDA会員の方は無料で使えますので、まずはこちらを使ってみるのが良いかなと思います。

➁ FLIGHT REPORT/東洋テック(株)

FLIGHT REPORTは、FLIGHT REPORT 東洋テックさんの出してるサービスになります。

機能は、飛行日誌の管理や飛行時間の管理、飛行場所も管理できます。各種レポートの作成や集計機能もあります。そして、許可承認の期限のお知らせ機能もあり便利です。

料金は、「ライトプラン」をはじめ、 「スタンダートプラン」や「エンタープライズプラン」があり、一番安い「ライトプラン」で月額1320円からという料金形態です。

こちらのFLIGHT REPORTのメリットは、地図作成の機能が付いています。ただし、飛行日誌を管理することにおいては必須ではないので、なければいけない機能ではなく、プラスで付いてる機能です。

また、離発着ごとに位置情報の取得ができるため、飛行場所の入力が不要というメリットがあります。これは、かなり嬉しい機能です。

デメリットですが、少し使いづらい点が多いということです。飛行日誌の作成数に制限があったり、飛行日誌と関係ない入力項目が20項目近くあります。

そして、特定飛行の場合、飛行許可書情報を入力しないと飛行日誌の作成ができない仕様になっている点も不便です。

今後、改善されていく可能性はありますが、飛行日誌の解釈や表現に少し誤りがありました。

また、無料で使えるサービスが現在いくつかありますが、一番安いプランでも料金が掛かってきますので、少し費用が掛かるというデメリットもあります。

➂ UAV Flight Log/Kouichi Mizuno

UAV Flight Logは、スマホアプリになります。デザインが綺麗でUIも優れていました。
このアプリのメリットは、DID地区の確認ができるという点です。

そして日常点検項目の追加ができる、飛行時間がグラフで見れるというメリットがあります。

各社、色んなメリット出てきて、もう結局どのサービスが良いのか分からないという方も安心してください。最後に全てのメリット・デメリットと料金を比較して、結論、どのサービスがおすすめなのかも紹介していきます。

デメリットは、日常点検記録や飛行記録の入力項目が適切ではありませんでした。そして、パイロット1名しか登録できないというのはデメリットです。

スマホアプリ専用のため、PCとの互換性が無いですので、パソコンなどで作成や閲覧はできません。

また、Apple Store限定なので、Android版などはありません。

この入力項目が適切ではないことなどは、今後改善されていくかもしれませんが現時点では間違っていました。
でも、正直こういう入力項目が、間違ってるということはわからないことが多いはずです。僕も行政書士の先生と一緒に確認したのでやっと気付けました。

僕1人だったら、普通にその入力項目があったらそれが正しいと勘違いしていたので、初心者の方やドローンの専門的知識までがない方は、サービスの比較までは難しいです。

今回は、僕が代表してサービスの比較を行い、皆さんに正しい情報をお届けしていきたいと思っています。

➃ UAV飛行日誌/Gaku Sakai

UAV飛行日誌を紹介していきます。

簡単に飛行日誌の作成が、完了するサービスになります。飛行日誌の必須の入力項目や抜け漏れがあったらすぐに分かるようになっています。

そういう点は、使いやすいかなと思いました。

このサービスのメリットは、iPhoneの位置情報取得が使えます。

そして、買い切りアプリとして利用できますので、月々、コストが掛かってくることはありません。

デメリットは、操縦者が1名しか登録できなかったり、サービスも飛行日誌の様式を満たしていない点がありました。

具体的には、必要な項目が記載されていなかったり、飛行目的が様式と異なる、飛行形態の記載がないなどはデメリットになります。

また、日常点検記録の様式も満たしていませんでした。こちらも同様に必要な項目が記載されていません。点検整備記録の様式も同様に必要な項目が記載されていません。

おそらく行政書士みたいな専門家を開発メンバーに入れてないのかなと思います。

もちろん、まだサービスは出たばかりなので、今後改善されていくという可能性はありますが、お金をもらってサービスを提供している以上、正しい様式を満たしたサービスを提供して欲しいというのが正直な感想です。

➄ FwriteDown/Paix Avi(合)

最後に、「FwriteDown」をご紹介します。

こちらは「スタンダードプラン」と「プレミアムプラン」 2つのプランがあり、2023年4月時点では
「スタンダードプラン」は無料で使えます。

こちらのFwriteDownのメリットは、誰でも無料で使うことができるというのが大きなメリットです。

また、「プレミアムプラン」は、行政書士に飛行調査やドローンに関する法務の相談ができます。

こちらのFwriteDownに関しては、すべての様式を満たしていましたので、安心して使うことができると思います。

個人的に結構大きなメリットと思っていることは、飛行日誌の作成に特化したサービスのため、機能がシンプルで使いやすいです。

僕もサービスを作ったことがあるので分かりますが、サービス作ってるとあれもこれも機能を入れようということになります。最終的に色んなことができるサービスになりますが、結果的に使いづらいサービスになることもあります。

そのため、飛行日誌を作るのであれば「FwriteDown」、他の事をしたかったら別のサービスを使用するなど、やりたいことにフォーカスしてサービスを使い分けることができます。

個人的にはかなりメリットかなと思っています。

デメリットですが、他のサービスに比べると色見やデザイン性はあまりよくありません

今後改善されていくかもしれませんが、現時点では白やグレーがベースになってますので、デザイン性は他のサービスに比べると少し劣るかなと思います。

まとめ

今回は、「ドローン飛行日誌サービス5社の徹底比較」をしてきました。

飛行日誌5社のサービスを表にまとめて、結局どれがおすすめなのかという結論を話していきます。

BLUE SKYFLIGHT REPORTUAV Flight Log UAV飛行日誌FwriteDown
使いやすさ
法律との整合性
価格JUIDA会員限定
飛行日誌サービス5社比較

使いやすさに関しては、「BLUE SKY」と「FLIGHT REPORT」が△で、「UAV Flight Log」と「UAV飛行日誌」が◯、「FwriteDown」は◎という評価にしました。

この使いやすさの評価基準ですが、「BLUE SKY」と「FLIGHT REPORT」が△の理由は、プラスアルファの機能が多く含まれていたからです。

飛行日誌のみを作成するという観点では、正直不要な操作も多かったです。ドローンユーザーからするとやっぱり作業を複雑化させていますので、使いやすさという評価は落とさせていただきました。

また、「FwriteDown」に関しては、飛行日誌作成に特化していましたので非常にシンプルで使いやすいということで◎と1つ上の評価をしました。

法律との整合性に関してですが、「UAV Flight Log」と「UAV飛行日誌」が△、「FLIGHT REPORT」は◯、「FwriteDown」と「BLUE SKY」に関しては◎という評価にしました。

この法律との整合性に関しては、「UAV Flight Log」と「UAV飛行日誌」は、様式を満たしていないなどが何点か見当たりましたので正直不安が残る結果になりました。そのため、△という評価にさせていただきました。

また、「FLIGHT REPORT」に関しては、法律の要件などを満たしたPDFは出力されますが、サービス内での表現が法律上異なっている部分があり、少し混乱する部分があったため、「BLUE SKY」と「FwriteDown」より1つ下げて◯と評価しました。

「BLUE SKY」と「FwriteDown」に関しては、法律との整合性に間違いはありませんでした。

最後に価格ですが、「BLUE SKY」はJUIDA会員なら無料で使え、「FLIGHT REPORT」は少し料金が高かったので△という評価、「UAV Flight Log」と「UAV飛行日誌」に関しては、買い切りなので月額のコストは掛かってきませんので、◎という評価です。

そして、FwriteDownに関しては、誰でも無料で使えるサービスということで、使わない理由は正直見つかりません。

この記事の結論としては、JUIDA会員の方は「BLUE SKY」それ以外の方は「FwriteDown」を使ってください。

飛行日誌作成に特化している使いやすさや法律との整合性価格も無料ということで、「FwriteDown」が圧倒的に優れているサービスでした。

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