買ってはいけないドローン5選
こんにちは!ドローンパイロットの藤本ひろき(@drone_fujimoto)です!
今回のテーマは「買ってはいけないドローン5選」ということで、僕が過去にドローン選びで失敗した経験をもとに、買ってはいけないドローンについて解説します。
同じようにドローン選びで失敗し数十万円以上の損失というのを経験しないためにも、ぜひ最後まで読んでみてください。
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リモートID未搭載のドローン
買ってはいけないドローンの1つ目は、「リモートID未搭載のドローン」です。
2022年6月20日から法律が改正されて、100g以上のドローンは機体登録が義務化されました。また、これから機体登録するドローンに関しては、リモートIDという装着も一緒に義務化されました。
リモートIDというのは、車でいうナンバープレートのようなもので、それぞれのドローンにIDが決められていて無線通信を利用して離れた場所からでもそのドローンの情報を集めることができるというシステムです。
ドローンの安全性やドローンパイロットのマナーをしっかりと底上げするために、このルールは義務化されました。
リモートIDの搭載は義務化されましたが、そのリモートIDには2種類あり、内蔵されているドローンと外付けタイプのリモートIDがあります。最近発表されたドローンや人気のあるドローンは、この内蔵型のドローンですが、昔に発売されたドローンなどは、リモートIDが内蔵ではないため、外付けしないといけないので注意が必要です。
外付けタイプのドローンは、買わない方が得策です。
なぜかと言いますと、外付けタイプのリモートIDは、これだけで2万円から4万円ぐらいの値段になります。
DJI Miniなど新発表ドローンの影響で、昔のドローンが値下げが起きていますが、リモートIDは外付けでつける必要があり、結局プラスで2万円から4万円ぐらいかかってきます。
そうなると、新発表のドローンとの価格差がなくなります。そのため、リモートID外付けのドローンは基本的には買わない方が良いです。安いからといって昔のドローンに手を出すと、このように思いもよらなかった費用がかかってきますので注意するようにしてください。
技適マークがないドローン
買ってはいけないドローンの2つ目は、「技適マークがないドローン」です
技適マークというのは、無線通信機器において技術基準適合証明と技術基準適合認定のいずれか、あるいは両者の認定がなされていることを表示するマークです。
ドローンは、送信機から電波によって操縦するのでドローンもこの無線機というものに該当しています。そのため、この技適マークなどの国内の認証が必要になります。
例えば、DJI社や有名メーカーのドローンは、もちろんこの技適マークがついていますが、マイナーな会社や海外のメーカーによっては、技適マークがついていないドローンもあります。
技適マークがついていないドローンを購入して飛ばすと、もちろん違反になり罰金や処罰の対象になります。購入するときには技適マークや国内認証済みという記載があるかどうかは必ずチェックするようにしてください。技適マークがないドローンに関しては買わないほうが良いです。
DJI FPVドローン
買ってはいけないドローンの3つ目は、「DJI FPVドローン」です。
DJI FPVドローンがいけないのではなく、初心者の方でFPVをやりたいという方いらっしゃると思います。DJI FPVドローンが有名だからという理由で買う初心者には、おすすめできないということです。
FPVドローンの操縦は、普通のドローンよりも何倍も難しいです。僕も少しやったことがありますが、普通のドローンとは、操縦の感覚も違い難易度もかなりレベルが上です。
初心者が、FPVドローンをやりたいからという理由で、DJI FPVドローンから入るとかなり高い確率で衝突してしまうということになります。
そのため、FPVを始めていきたいという方は、まず小さなFPVドローン、トイドローンのようなものから始めてください。
そして、しっかりと技術が身に付いてから、DJI FPVドローンに挑戦して欲しいので、初心者はこちらのDJI FPVドローンは買ってはいけません。
中型のトイドローン
買ってはいけないドローンの4つ目は、「中型のトイドローン」です
これは、買ってはいけないというよりも買うときにすごく注意して欲しいドローンになります。
トイドローン、おもちゃのドローンですが小型以外にも中型があります。中型は100g以上のドローンをさしています。
中型のトイドローンを買うときに注意して欲しいのは、トイドローンといっても「100g以上のドローンは航空法の適用内」です。
そのため、機体登録が必要になります。100g以上の中型トイドローンを購入し、トイドローンだからといって、公園などで飛ばしているともちろん航空法の違反になり処罰の対象になります。
ですので、トイドローンを購入する方は、100g未満なのか100g以上なのかというのをしっかりと把握して購入するようにしてください。
おすすめトイドローンに関しては、こちらの記事で紹介しますのでよかったらこちらもチェックしてみてください。
目的以上のドローン
買ってはいけないドローンの5つ目は、「目的以上のドローン」です。
ドローンを選ぶ際には、ものすごく重要なポイントです。
目的以上のドローンというのは、買う必要がありません。例えば、趣味でドローンを飛ばしたいという方は、DJI Mini3シリーズで十分機能は揃っていますし、不自由なくドローンライフを楽しむことができます。
このように趣味で楽しみたいだけなのに、Phantomの購入を検討していたり、Mavic3シリーズを買おうかなと考えている方がいらっしゃいます。もちろんこれは個人の自由ですが、目的以上のドローンは必要ありません。
例えば、SNSで縦動画をあげたいのにDJI Air 2Sを買おうとしているなども目的と沿っていません。
ご自身の目的とはズレたドローンを購入してしまって、後で後悔するという方を僕は何人も見てきたので、これからドローンを購入しようとしている方は、まず自分の目的を明確にすることからはじめてください。
そして、その目的を達成してくれるドローンを購入してください。おすすめドローンに関してはこちらの記事でまとめていますので、ぜひチェックしてみてください。
まとめ
今回は、買ってはいけないドローン5選ということで紹介してきました。
1つ目は、「リモートID未搭載のドローン」です。
昔に発売されたドローンは、リモートIDが外付けタイプですので、ドローン購入後も費用がかかってきます。そのため、リモートID内蔵型以外のドローンは、買わないようにしてください。
2つ目は、「技適マークがないドローン」です。
国の認証を受けていない技適マークのないドローンに関しては、飛ばしてしまうと罰則の対象になります。
3つ目は、「DJI FPVドローン」です。
初心者の方はFPVやりたいということであれば、小型のドローンから始めてください。DJI FPVドローンの場合は、初心者は危険性もありますので買わないようにしてください。
4つ目は、「中型のトイドローン」です。
トイドローンとはいえ、100g以上のドローンは航空法の適用内です。
機体登録せずに飛ばしてしまうと罰則の対象になりますので、十分理解した上でトイドローンを選んでください。
5つ目は、「目的以上のドローン」です。
ドローンを買うときは、自分の目的を明確にしてください。仕事として買いたいのか、趣味用として買いたいのか、どういう機能が欲しいのか、目的を明確にしてその目的を達成してくれるドローンを購入するようにしてください。
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また、現在初心者の方が体系的にドローンについて学べる「空撮マスター講座」、ドローンを仕事にする専門コミュニティ「ドロビジ」を立ち上げたのでよろしければぜひお願いします。
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今回も最後までありがとうございました!