【衝撃の事実】ドローン民間資格に意味はあるのか徹底議論
こんにちは!ドローンパイロットの藤本ひろき(@drone_fujimoto)です!
今回のテーマは「ドローン民間資格に意味はあるのか」ということで、ドローン専門のバウンダリー行政書士の佐々木先生をお招きして、民間資格は取得する価値はあるのか、現在どういうメリットがあるのか、その他、ドローンスクールに価値はあるのかというテーマでお話ししていきたいと思います。
これからドローンを始めるにあたって、ドローン資格の取得を考えている方には、この記事はかなり参考になると思いますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
よろしくお願いします!
YouTubeでも解説しています
①ドローン民間資格のメリット
以下:藤本(藤)、佐々木先生(佐)
(藤)まずは、民間資格のメリットについて話していきます。僕は、ドローン民間資格はもう国家資格ができてしまった今、ほとんど価値はなくなったのではないかと考えています。
考えられるメリットとしては、国家資格を受ける際に初心者講習と経験者講習がありますが、経験者講習になるスクールがあるというのが唯一のメリットかなと思っています。
(佐)確かに経験者コース、初心者コースありますよね。あくまでスクールが決めるんですが、この技能認証認可の資格持ってる方は経験者ですとなるのでメリットは確かにあると思います。
あと資格に限っていうと飛行の許可申請する時に資料の一部を少し簡略化できますよっていうメリットが一応ありますが、本音を言ってしまうとあんまり手間が変わらないです。
ですので、メリットがあるかどうかっていうと、ちょっと微妙なところです。もともと名簿はあったんですが、システム上の操作が少し面倒で使っていない方と比べてもあんまり時短になりません。
(藤)実際にやってみると、簡略化と聞いていたほど楽になるものではないということですね。
(佐)以前よりはよくなったんですね。
2022年の11月12月にDIPS飛行強化申請のシステムちょっと変わったじゃないですか。
以前のバージョンのDIPSだと本当に面倒くさかったです。1000個以上あるドローンスクールがずらーっと並んでいて、その中から探してというのがあったんですが、新しくなり検索というかコードみたいな形で、システムがコンパクトになったので楽にはなりましたが、それでもあまり変わらないかなと毎日申請をやっている身の本音としては感じています。
その他に、民間の全てのではないですが、例えば、ここの山を飛ばす時にはホームページに載っている民間スクールの資格を持っている人じゃないと飛ばしてはいけないとか、そういうルールを決めているところは少しです。
ただ、それもゆくゆくは国家資格に移り変わっていくのかなという気はします。
民間の資格持ってないと業務を発注しないとか、一部の企業さんは確かになりました。
なので、民間の資格については、その価値を見出していくのかなと思います。
(藤)具体的にスクールがこういう価値を見出したなど例みたいなものあるのですか。
(佐)例えば、この講習を受講するためには前提としてこの民間資格がないといけないとか、協会に入るとか、あとはこういうビジネスをするにはこの資格がないと教えてもらえないなど、そういう条件を民間でルール決める事っていうのはできますので、そういった価値はあると思います。
例えば、ある機体のドローンを使うためにはこの民間資格を持ってないといけないとか、この民間資格を持てないとそもそも触ることもできないとか、借りれない・買えないとかそういうルールをつけていくビジネスというのは出てくるかなと思います。
現時点でもいくつかあるかなと思います。
(藤)スクールごとにメリットは生まれると思いますが、一般的に民間資格のメリットっていうのはやっぱり経験者講習になるのが一番大きなところになりそうですかね。
(佐)そうですね。多くはそこになるかなと。
あとは、民間のスクールも一定の影響力を持ち始めてみれば、多くの方が知ることになるので国家資格とまでは言わないものの、何らかのメリット「これを持っているんだすごい」みたいなものが出てくるかと思います。
例えば、業界とかの資格とかも出てくるのかなと思います。
ありがとうございます。
②ドローンスクールに行く意味とは
(藤)次に、「ドローンスクールに行く意味あるのか」ということで、僕のもとにもよく相談があります。佐々木先生のもとにも相談が来てると思いますが、「ドローンスクール意味あるんですか」っていう相談かなり来ますよね。
(佐)来ますね。
(藤)そこに関してもちょっと話していきたくて、僕としては民間資格はいらないという立場でよく動画でも話してるんですけど、ドローンスクールにおいては存在価値があると思っています。
初心者の方はドローンスクールに通って、知識も技能も網羅的にしっかりと習得するのが一番いいという風に紹介しています。
佐々木先生は、ドローンスクールに対してはどうお考えですか。
(佐)ドローンスクール全体としては半々ぐらいですね。全てのドローンスクールは、まだばらつきがあるので良いスクールも悪いスクールもいろいろ見ていたので、一概には言えないです。良い内容を教えている、しっかり教えることができるスクールであれば良いと思います。
なので、ドローンスクール選び非常に重要かなと思います。
価値がないと思っている方は、あまり価値を提供できていなかったスクールさんに通っていた可能性があるかなと思います。
(藤)では、ドローンスクールに価値があるかないかではなく、そのスクールごとにしっかり価値があるのかっていうのを見極めることが大事ですね。
(佐)今後は、そうなってくると思います。
(藤)皆さんもドローンスクを選ぶ時は、しっかりご自身の目でそのスクールは信頼できるかだったり実績があるのかなどしっかり見てほしいなと思います。
また過去の記事でもドローンスクールを選ぶ基準という記事を書いていますので、こちらの記事も良かったらチェックしてみてください。
③悪質なドローンスクールの見分け方
(藤)最近、僕、結構見るのが悪質なドローンスクールと言いますか、言ってることが間違ってるなとか、勘違いしてしまうではないのかなというスクールが結構多いです。
佐々木先生の視点から見て、こういうドローンスクールは気をつけなきくてはいけないなど注意点があったら教えてほしいです。
(佐)今まで一番多かったものは、民間のスクールで10時間飛行させるという基準がありますが、これは飛行許可申請するときにも必要です。民間の資格なくても飛行許可自体は、しっかり経験があって知識もあれば取得はできます。スクールによっては、「民間資格ないと飛ばせません」というスクールがあります。今はちょっと減りましたけど。過去はすごく多かったです。そんなことはございませんので注意です。
今増えているのは、「国家資格ないとドローン飛ばせませんよ」と、それも特にありませんので資格ないとドローン飛ばせないっていうのは嘘です。
(藤)これ、皆さん勘違いされてる方多いと思いますが、ドローンを飛ばすのに資格や免許ってなくても飛ばせますので、騙されないようにご自身のリテラシーとして持っておいてください。
まとめ
今回は、「ドローン民間資格に意味はあるのかというテーマ」で、バウンダリー行政書士法人の佐々木先生をお招きして 解説してきました。
このブログが良かったよ、為になったよという方は、またブログに遊びにきてください。新しいドローンについての情報も随時、ブログ記事でご紹介していきます。
また、現在初心者の方が体系的にドローンについて学べる「空撮マスター講座」を立ち上げたのでよろしければぜひお願いします。
空撮マスター講座はこちら→空撮マスター講座をチェックする。
今回も最後までありがとうございました!